窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2004-01-01から1年間の記事一覧

窓から見える家の玄関先の木に、濃いピンク色のものがポチポチとついている。梅が咲いているのだ。寒いと思っていたけれどやはり暖冬なのだろうか。寒くない冬では翌年の桜はあまり奇麗に咲かないというけれど、来年はどうだろう。以前とは違って、この町に…

連協

週末、我が家で元連協の上層部とリズム隊のミニ集会があった。M亮が「奇妙な家」と言っていたものだから、皆興味津々で家の中を見学し(と言っても狭いのに)「奇妙と言えば奇妙だが、まあ合っているんじゃないの。市川に」アシカ夫人は「ヨーコちゃん、家…

春風倶楽部

春風社の編集者の田顔君が最新号の春風倶楽部を届けてくれた。春風倶楽部は春風社のPR誌だ。PR誌と言っても各号テーマがあって、今号のテーマは「最高エッチ!」だって。執筆者はその号によって色々だけれど、谷川俊太郎さんはいつも名を連ねていて今回の号は…

「ガラテイア2.2」を翻訳された若島正氏の新刊案内のお知らせが届いた。友人の森田氏のジュンク堂でのトークショーのレポートがビーケーワンに載っている。 私は本を読むときに果たしてちゃんとした読み方をしているのだろうか。と時々考える。美大での文学…

モデルのバイト

昨夜は、ずんさんが講師をやっている市民ホールの教室でモデルをやった。モデルなんて学生時代にやって以来だったので、最初は多少緊張しつつもずんさんの先生ぶりを観察していた。終わった後、まだ講評の時間がある彼と食事をする約束をして、私はロビーで…

ツチブタくん

先日、馬の耳の当人から電話がかかってきた。話していても何度も同じことを念を押さないと怪しい。「いやあ、僕よく言われるんですよぉ、馬耳東風って。(ポリポリ)」と、馬の耳君は笑っている。そうか、念仏じゃなくて風だった。さすがっ!「コンピュータ…

コタツが欲しい

最近猫の機嫌が悪い。私の帰宅が遅かったりするからだ。そうしてその翌日私がぐったりと寝ていたりすると、機嫌の悪さはピークになる。私が下に行くと2階に上がって鳴き、2階に行くと下に降りていって鳴いている。冷戦状態。夜は寒くて布団の中にすぐに入り…

困ったちゃん

昔、内田春菊の「今週の困ったちゃん」というエッセイを時々読んでいた。本当にこんな変な人たちっているのかねえ。と、思っていた。どんなふうに変だったかは今となっては覚えていないのだけれど、とにかくびっくりしたことは確かだった。そうして、自分が…

カーネーションライブ

大学時代の友人のバンド、カーネーションのライブを聴きに他の友人達と九段会館へ行った。九段会館なんて高校の卒業式以来だ。20周年を記念するライブで、ゲストには鈴木慶一、鈴木博文、白井良明のムーンライダースの3人も登場した。隣の席のMちゃんは「昔…

ビオトープ

近所に池がある。水は澄んでいてそこにはたっぷりの泥が沈んでいる。橋の上から見ると小さな魚がチラチラと泳いでいるのが見える。誰かが捨てたビニール袋が1つ泥に突き刺さって立っていて、深緑の絵具のような色の藻が絡み付きその周りに魚が集まっている…

死んだ人の夢を時々見る。私は彼と青山の喫茶店で待ちあわせていた。ずいぶんと遅れて彼がやってきた。なんだか疲れている様子だった。「この人が死んだNちゃんなんですよ。」と、私は喫茶店のママさんに紹介をした。彼も「こんにちは。」と、挨拶をした。…

おからにシャンパン

先日、テレビで内田百けんのことをやっていて、「『おからにシャンパン』は美味いらしいよ。」と、アシカ君からメールが来た。勿論私が百けん好きだと知ってのことだ。そういえばサライの特集にも載っていたかも・・・と思いだしたのだが、創刊号から数年分…

カッチャー

夕べはカッチャーの漫画を読んでいた。ううむ。めちゃくちゃおかしい。文字が多いので、ふむふむと読みながら最後にウフフ。と笑える。ウフフ。もしくはブフフ。日本の漫画に例えたらなんだろうか。私はあまり漫画を読まないからよくわからない。この雰囲気…

隙間テープ

周りが畑ばかりだった以前の家と比べて、今度の家はさすがに暖かいっ!と感動していたら、日曜は12月では観測史上初という気温が高い一日ということだった。今日はまた少し寒くて猫も文句を言っている。家は築40年の割りにはリフォームを繰り返してあるせい…

カリフォルニア

駅へ向かう途中に一般の人は入れない森がある。水が湧いていて、黒い金網に顔を近づけると所々に水面が光っているのが見える。高いフェンスよりさらに高く色づいた沢山の木が見えて、その上にはスコンとした青空が広がっている。木の種類はなんだかわからな…

機嫌のいい猫

やっと版画が刷り終わる。私の場合、どこまでが仕事でどこまでがそうでないかわからないところもある。勿論版画以外の本などは、完全に「お仕事」なのだけれど。 今朝は午前中曇っていたので、家中が冷えていた。1階は日当たりが悪いのでストーブをつけても…

M亮が私の家を「奇妙な家」と呼んだことを書いてから、「奇妙な家を見たい。」という人が何人かいる。昨日電話があったずんさん妻の花梨ちゃんもその一人。「観においでよ。」と、言ったものの「なーんだ、そんなに奇妙じゃないじゃないですかあ。」と、が…

食べ物の夢

刷らなければいけない版画のメモが、作業台の棚に貼り付けてある。それを見ているうちに棚に入っている本に目が行き、つい読んでしまう。恩地孝四郎の「装本の使命」名著。パラパラと読むような本ではないのでまた棚に戻して、メモを見つめる。刷らないとね…

英文メール

鳥飼からの英文メールに返信。あいかわらずエンコードできないらしい。というよりも、おそらく面倒でこのままなのだろうと思う。返事は、まあこれで意味は通じるだろう。という感じで私は書いているので、文法的にもちょっと怪しい。英語の勉強のためにせっ…

散歩する猫

夕方、コーヒー豆を買いに行こうと外へ出た。駅への道を歩き始めると、むこうから老人がゆっくりと歩いてくる。1度みかけたことがあった人なので、近所に住んでいるのだろう。老人はゆっくりと、そうして何度も立ち止まって振り返っている。近づいていくと老…

キャベツ300円也

しかし、野菜が高い。キャベツが300円だ。もっともこの間まで500円だったからかなり値下がりはしている。近所の畑にはキャベツがゴロゴロ植わっているというのに。以前住んでいた家のすぐそばは一面キャベツ畑だった。あのキャベツも値上がりしていたのだろ…

鳥ー酉

来年は酉年だ。年賀状の季節。 鳥といえば、ロンドンにいる鳥飼から葉書が届いた。その前に英文メールも来た。向こうのパソコンのエンコーディングの方法がわからないのだそうで、仕方なく私も英文でメールを書いた。その後に届いたこの葉書は勿論日本語で書…

ちゃっかり

今日は私が出た小学校の創立記念日だ。なぜかそれは覚えている。創立記念日で休みだったので改装したばかりの池袋の東武デパートに友達と行ったのだった。 それは、さておき。夕べ夜遅くに家の前が騒がしかった。パトカーの赤いライトがクルクルと回っている…

尾てい骨痛

尾てい骨を打ってはや2週間、まだ痛い。当初はアシカ君ではないがペンギン歩きだった。ヒビだったら、以前ろっ骨を強打したときのように、手だてはないわけだ。まあ重いものを持ったりくしゃみをしたりする以外には、別に痛くないのでいいのだけれど。触って…

菊に刀

さて、内輪での反響が凄かった、アシカ君の闘病記。ついに公開です。「菊に刀」 感想をお待ちしています。(と言っても・・・)

冬のヤクルト

西武ライオンズが身売りをするという噂。私は西武線沿線で生まれ育ったので、パリーグではライオンズ贔屓であった。近所にも西武贔屓の人が何人かいて、隣の家の旦那さんなどは、自分の猫に大輔と名付けるほどだった。私もその猫(大ちゃん)を可愛がってい…

テロリストとの違い

その国の指導者が悪いと言って、武力で攻撃をし、buildingが破壊されて人が沢山死んだ。それが9.11のNYと今のイラクの共通点。ブッシュと、彼や小泉の言う所謂「テロリスト」の違いが私にはわからないのだけれど。

久しぶりの休日。しかし、もう年賀状の準備をしなくては。来年は酉年。 鳥といえば。以前住んでいた家には色んな鳥が訪れた。ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、四十雀。今度の家には果たして鳥は来るのだろうか。と思っていたのだが、このところ毎日四十雀がやっ…

奇妙な家

先日、M亮が初めて我が家を来訪。開口一番「奇妙な家だなあ。」・・・。ううむ。まあそう言われるとそうかも。出入り口が2つある部屋もあるし・・・。彼は家中を見ながら何度も言っていたので、おそらく帰宅後妻に「ヨーコの家は奇妙な家だったぜ」と、言…

学生時代

色々と理不尽なことが多く、胃が痛い今日この頃。 チロリ君から電話でマックについて相談を受けた。その話の中でチロリ君が先日アシカ君と新宿で飲んだと言っていた。アシカ君は、私の誘いにも、忙しいとかお尻の調子が悪いとか言っていたくせに。それで私は…