窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2003-03-01から1ヶ月間の記事一覧

友人からナナオの19インチのモニタをもらった。殆ど新品。ありがたいことである。私はこれまでモニタ運が悪かったのだけれど、これで一気に解消された。いや、それ以上。もらったモニタを運んでくれたのは運が悪かった私を笑った友人の一人、宮原氏である。…

ろっ骨が痛んでいる間に腹筋が落ちた。腹筋をしてみたら、まだ痛むのでとちゅうでやめた。まいったな。太りますね。これは。呑んでるし。桜が都心では咲き始めたらしい。桜を見ていると、頭のてっぺんが開くような気分になるのは何故だろう。日本人だけなの…

戦争が始まって1週間になる。これまでイラク、イギリス、アメリカ・・どれだけの人が死んだのか。池澤氏のコラムで紹介されていた『人道的介入』岩波新書)を 読むと、今度の戦争がそれに当てはまらないことは容易に理解できる。それと同時にこれまで世界で…

駅前で買い物を済ませて歩いていると、角のパチンコ屋の前にしゃがみ込んでいる人がいる。何かを地面にガリガリと描いているようす。通り過ぎるときに横目で見ると、路上には三角や四角の図形みたいなものが並んでいて彼はまだその上を引っかいている。彼は…

私は殆どテレビを見ない人だったのだけど、昨日、今日とテレビの報道の仕方がどういうものなのかが気になり、しばらくテレビはつけっぱなしにしていた。日本の報道は案の定アメリカから配信されたままのものが多い。ブレアの演説を流した後で「いやあ、こう…

ついに戦争が始まった。プロパガンダも多くなるだろう。犠牲者の数のカウントが始まり、少なくてまだ良かっただのなんだのと語られることだろう。戦争をしたい人たちに対して、反対する側も感情論だけでは弱いのだ。暴力に反対する側ももっとせこく周到な根…

池袋の芸術劇場の中で編集者と待ちあわせた。芸術劇場のあるあたりは、元は何があったのだったかよく覚えていない。子供のころは東口駅前辺りは危ないといわれていた。まあ、その辺りに限ったことではないけれど。私は時折高校をさぼって、一人で喫茶店で厚…

ようやくマック仕事も先が見え、普通の時間に起床。ろっ骨も昨日辺りから晒を巻かずとも済むようになった。恐ろしいのは寝るときだけ。上を走り抜けるものがあり。ニュースを見ると小泉がアメリカを支持すると明言している。言っていることは、ブッシュの言…

寒いせいか、ろっ骨が痛む。1週間経ったけれど、痛みはあまり変わらない。 夜11時頃、外に出てみた。星がたくさんでていたけれど、月は見えなかった。今夜も愚かな指導者が世界を壊そうと準備しているのか。日本は恥ずかしい国になってしまうのだろうか

井戸の話

以前、近所の郷土資料館に行ったことがある。特に何をやっていたというわけではないのだが、常設にはまあこの辺りは特に珍しいものもないのだろう。昔の農具など展示されていた。その中に古い井戸の部品があった。釣瓶や石や。私は祖母の家にあった井戸を思…

編書房の國岡さんと打ち合わせで晒を巻き直して新宿へ。待ち合わせの場所の駅ビルのレストラン街は、まったく変わっていて面食らった。つい最近までは昔ながらの店が並んでいたのに。今や新宿らしからぬ光景になっていた。店員さんに尋ねると、11月に新装開…

ろっ骨の痛みは増すばかり。M子チャンに「それは軟骨が折れている」と言われる。彼女も経験のあることだという。だとしても病院へ行っても為す術はないというので、勧めにしたがって晒を巻いてみた。暖めると楽だというので、晒の間に巻いているのは包丁で…

久しぶりに ナイト・ライツ を聴く。ずっと実家にレコードがあると思っていたのだけれど、誰かに貸したままなのか紛失していた。CDで聴いても、あの頃のチリチリとしたレコードのノイズが聞こえてくるような気がする。当時よく聴いていたのは、ジム・ホール…

夕べ痛くて寝返りもうてずにウトウトしたら、いきなり駆け出した猫に踏まれた。うう。朝になって迷ったのだけれど、一応近所の病院へ。私は病院が嫌いである。まず、待たされるのがいやなのだ。それでめったなことでは行かないようにしている。近所のその病…

家が狭いのである。プレス樹を台所に置いている。ベッドを移動させてプレスするわけだけれど、移動させたままだと部屋に戻れなくなる。しかし、急いでいるため半分だけ戻して身体を斜めにして部屋に戻ったり台所に立ったりしていて、これまで何度も身体や頭…