窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレーメン

こなつが姿をみせなくなってからも、子猫達は私の家の軒下にくる。朝、二階の雨戸を開けると、相変わらず一件おいた家の辺りから、草原を駆ける馬のようにやってくる。これが馬だったら大変なので、猫でよかったと思うようにしている。 夜になればたいていそ…