窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2003-01-01から1年間の記事一覧

会社は仕事納めである。覚書もとりあえず今年最後にしようと思う。今年一年は、例年以上に色々な方と知りあいになった。ギャラリー関係の方たち、サイトをご覧になって作品を気に入って下さったり、メールを下さった方々。6月のピガ画廊での個展で、初めてお…

色々と仕事のことで迷う事の多い昨今。私はこの数年自分が一般常識からずれているという自覚を持ち始めた。好きなものなどでも・・音楽や映画。これはぜったい人気が出るだろうと自分自身は思っていても、いまいちだったりする。しかし、どうやらそれは私に…

久しぶりに会う大学時代の友人M氏と共に柴田元幸さんのトークショーと忘年会へ出かけた。柴田さんの翻訳についてのお話は、翻訳雑誌の編集者であるM氏のインタビュー記事や「翻訳夜話」などで読んでいたのだけれど、実際に伺うほうがやはりよい。こんな先…

最近クロさんが庭にやってくる。流れ者のクロ。などと何年か前に言っていたのだけれど、実は流れているわけではなくて出会う場所はだいたい決まっている。彼の子供たちはどこにいったのか。その中には確か1匹だけ真っ黒い子がいたと思うのだが、子供達は別の…

年末・・・というと、私の大学時代の友人達と、数年前まで『年末企画』というものを催していたことは、書いたことがあるかと思う。 十数人の同期生が集まっての忘年会だ。場所は殆ど誰かの家や工房。何人かが朝までかかっても終わらないほどの複雑な人生ゲー…

夕方辺りから猫が機嫌が良くてありがたい。適当にストーブの前で暖まったところで、ひざに乗ってくる。ちょうど良い温度の湯たんぽをのせているようで具合が良い。これが機嫌の悪いときだと、転がっている近くを通るだけで文句を言われる。無理にひざにのせ…

寒い一日。原稿書きに終始するも、なかなか進まず。窯猫に書いているような勝手な文章ならいくらでも書けるのだけれど、水彩画教室のことを書かなくてはならないので、なかなか。

お茶の水界隈へ。丸ノ内線のお茶の水駅を降りて、神田川沿いの坂を下りると昌平橋辺りにでる。その近くの額屋さんに用事があるのだ。お茶の水駅から明治大学周りは、昔とは驚くほど変わってしまった。明大はもちろんのこと、周りの店も潰れたり新装開店した…

久方ぶりに鳥飼の家に。鳥飼の家に着くと夫の千鳥氏チロさんも在宅で、ケーキを食べながらしばし雑談。そうして彼から野村胡堂のエッセイを借りた。野村胡堂は、私はこれまで図書館にあった捕物集で、銭形平次をいくつか読んだだけである。ああいう捕物もの…

朝、天気がいいので窓を開け放していたら、家の猫が網戸に鼻をつけてウルルルルと喜んでいる。見るとアカにそっくりな茶虎の猫が、縁側に座っている。まさかと思って私が身を乗り出すと、その猫はゆっくりと縁側を降りて、ブロック塀に2,3度おでこをすりつ…

年賀状を作らねば。来年の干支は猿。別に干支じゃなくてもいいのだけれど、なんとなくこの数年干支の銅版画を作っている。猿は先日動物園へ行ったときにチラッと見た。ニホンザルやオナガ系、テナガ系。なんとかタマリンというのとか、アイアイも猿なのだっ…

先日、動物園へ行った。動物園・・・一体何年ぶりのことだったか。「そう言えば久しく行ってないなあ。」と思いながら読んでいる方もおおいかもしれない。(つづき) 私が今回訪れたのは、上野動物園だが、ネットで捜してみてもオフィシャルのサイトにはたい…

こやま峰子詩集フェアが青山ブックセンターで始まった。お近くにおいでの方はぜひどうぞ。 これまで、各地有隣堂でも行われてきたが、今回は3冊の本の販売と、それぞれ(沢野ひとしさん、城野由美子さん)の原画の一部も展示される。詳細は朔北社のサイトで…

銅版画のページに『焼かれた魚』『猫町』の中の挿画の一部を掲載した。この2冊は既に絶版(出版社がなくなってしまったので)で、手に入りにくくなっているので。 ここ数日と比べると、今日はまことに寒かった。もう初冬と言ってもいいでしょう。今年は気温…

HEROのDVDプレミアボックス発売予約開始だそうだ。何が特別かというと、トニー君のフィギュア。買いませんよ。私は。 1週間程前だったか、鳥飼からジョナサンの占いの英語版が送られてきた。これから今後半年にかけて、世界が変化すると。そうして、その影響…

鳥飼の『ぐうたらもの旅行記トルコ編』の最終までアップした。別バージョンとして、イスタンブール編がある。これらは、数年前の再喝だ。彼女がトルコやイスタンブールを訪れたとき、世界はまだこんなふうではなかった。今日もニュースでイスタンブールの破…

べルソーでメゾチント用の版を造っている。さほど大きくない銅版だけれど、これが時間がかかる。0.5ミリ以下くらいずつ点を刻んでいくのだ。勿論、べルソーというそれようの道具があるのだけれど、大変。 ビートルズの「Let it be-Naked」が発売され、テレビ…

このところ、仕事やら何やらでバタバタしていた。家に帰ると猫はたいそう不機嫌で、怒りをあらわにして鳴きまくっている。撫でてもいっこうに機嫌は納まらない様子。ストーブをつけて暖かくしてあげると、いきなりゴロゴロと言い出した。まあ、猫にも色々都…

アフガニスタンで活動されている中村医師のペシャワール会の活動現場が、アメリカから機銃掃射をうけた。という記事が新聞に載っていた。彼等は干ばつが続くアフガニスタンで、水源を確保するために井戸を掘っていたのである。アメリカ軍は、毎日その現場を…

猫じゃらしの話。

家の猫は大病をしてから、外には出していないので、運動不足だ。で、猫じゃらしで遊んでやることになるのだけれど、それ程食いつきが良くない。釣り好きの友人が、「釣りというのはこうやって、猫に猫じゃらしを与えるようなものだ」と、例えたほどに、猫じ…

「石原軍団ってナンナノヨ。」と、鳥飼が怒りながら言う。「なんであんなの人気があるのかわからない。あの保険会社のコマーシャルだって、不気味だよ。」と。保険会社のCMは、渡哲也と神田正輝なんかが並んで保険の名前を連呼する、あれである。 「あれは、…

選挙。生まれて初めて出口調査なるものを受けた。NHKだった。しかし、こんなもの何の意味があるのか。投票所はけっこう広い地域から来る人がおおいようで、徒歩の人はあまり多くない。私は投票を終えて、呑気に歩いていて呼び止められたのだけれど、皆、車や…

「明日はノースリーブで大丈夫くらいの気温です。」と、昨日天気予報のお姉さんが言っていた。11月だと本当かしら。と思っていたけれど、本当ではなかった。まあ確かに暑いけれど、私はセーターを着ていた。とはいえ、やはり今年はまだそれ程寒くないように…

先日、鳥飼が来たときに、久しぶりに私の家の中で一番大きくて重い画集を引っ張り出して、一緒に見た。学生時代、学食の隅に業者が来て売っていたものである。ルネッサンス期やそれ以前の宗教画の大全。みたいな感じ。2冊で何と11万8千円。そうそう。36回…

風邪はまあまあ小康状態だけれど、油断をするといきなり9度以上の熱がでるので、一応薬を飲んだ。読み物ページに載せる吉里さんのフォーマットを作成。本格的な小説である。近々アップできると思う。 本日は大家さんから、大量のブロッコリーを頂いた。既に…

鳥飼来訪。久しぶりだったので、彼女は持参したカメラで家の猫を撮りまくっていた。猫のブンとした顔を夫に見せると喜ぶのだ。猫はそこそこ愛想よくしていたので、よかった。 鳥飼が帰ってから、やにわに風邪を引いた模様。朝、髪を洗ってそのままにしていた…

ピーナッツの収穫

収穫というほどでもない。ピーナッツというものがどういうふうに出来るのか、まったく知らなかったので、土寄せを怠りあまりできなかったのだ。10数粒。それでもこれをまた来年巻いたら出来るのだろうか。割ってみたら、ミルクティー色の薄い皮がついている…

ようやくリニューアルページのベースが完成。ネスケのバージョンやIE、Mac以外でも表組がずれずに見てもらえるようにするのが、一苦労だった。私は最初はGoLiveを使っていたのだが、仕事の関係でドウリイに乗り換え、タグ打ちもしやすく軽いのでそのまま使っ…

読み物ページに新たな書き手が加わり、それに伴いデザインを変えてみた。変えてみたらけっこう大変である。よって、まだアップしていないものも、多大。本当は他のデザインも統一したかったのだけれど、力尽きて当分このまま。まあおいおいと。

10数年前に知りあった人のお通夜に行った。そんなに頻繁に会う間柄でもなかったのだけれど、彼女の周囲の人とは私は懇意にしていた。具合が悪いとは知っていたので、今週半ばに夢に出てきたときに、もしかしたら。と思ったら、やはりその朝友人から電話がか…