窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

奇妙な家

 先日、M亮が初めて我が家を来訪。開口一番「奇妙な家だなあ。」・・・。ううむ。まあそう言われるとそうかも。出入り口が2つある部屋もあるし・・・。彼は家中を見ながら何度も言っていたので、おそらく帰宅後妻に「ヨーコの家は奇妙な家だったぜ」と、言うに違いないと思い、その後尋ねたら、はたしてその通りであった。しかし、私の生活とて、一般的ではないのだからちょうどいい按配なのである。その日M亮は『ビーチボーイズアメリカ文学の関係』について語って帰っていった。