窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

鉢猫

15年くらい前に買ったパキラは、数回の引っ越しと極寒の家々でも生き残った観葉植物だ。 今の家に越してからは、家の中でビニールをかけずに越冬しても葉が落ちない。もっとも暖冬のせいかもしれないが。 春から秋口までは外に出してあって、去年の秋には太…

久しぶりに図書館で本を借りた。これはベストセラー ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)作者: アンドレイ・クルコフ,沼野恭子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/09/29メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (163件…

シャボン玉ホリデー

私の最初のテレビの記憶は、隣に住む友達のおばあさんの部屋で見たお相撲。豊山の取り組みだった。何故なら隣に住んでいた友達は豊ちゃんだったから。 そして、チロリン村から狼少年ケン。この辺りまでは私はテレビを消しても番組はそこで止まっているものだ…

ハーメルン

駅の周りで買い物をして、そのまま家の前を通り過ぎて反対側のスーパーに行こうと歩いていたら、後ろで猫の鳴き声がした。 何匹かが必死の様子で大きな声で鳴いているので振り返ると、太郎とぎいやんが私を追いかけてでてきていた。その後ろからアーニャもト…

よくある名前

子猫だった太郎達が出没する前から来ていた、大人の猫がいる。 彼は、おそらく「タマ」や「ミケ」と同様にありふれた名前だ。その名は「でかお」 でかおさんは、子猫達がご飯をねだっていると、どさくさに紛れて自分も貰おうと子猫のふりをしている。 しかし…

ぼくのだいじなボブ

翻訳家の上杉さんから送っていただいた素敵な1冊を。 http://www17.ocn.ne.jp/~h-uesugi/mostlybob.htm 作者: T.コーウィン, 上杉隼人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/03/12 メディア: 単行本asin:406213800X これはミュージシャンのトム・コーウィ…

『エコール・ド・シモン人形展』

四谷シモン人形学校<エコール・ド・シモン>の人形展が開かれます。 今年も私の大学時代の友人、宮原眞由美さんが一体出品します。 第26回 エコール・ド・シモン人形展 会期 2007年3月15日(木)〜3月27日(火)10:00〜6:30 〔最終日のみ6:00まで) 場所…

朝でも夜でも、掃き出し窓を開けると、猫達がドヤドヤと入ってくる。 まるで暖簾を出そうと引き戸を開けたら、「うーぃ、飲ませろー」と、酔っ払いがドヤドヤと入ってくるかのごとく。 もちろん私が窓を開けきってから外にけ散らすのだが、その時間差の間に…

皆元気に春を迎えている。私が外に出ると、オスのぎいやんとタロウは爪を立ててよじ登ってくるので、つまんでは地面に降ろす。しかし、メスのアーニャはご飯を食べているとき以外は、触られまいと逃げる。今の家に庭がないことは、春になると改めて思い知る…

昨日からチマチマと読んでいる。 象 (文学の冒険シリーズ)作者: スワヴォーミル・ムロージェック,長谷見一雄出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1991/02メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る ポーランドの作家スワヴォミール・…

秋の次に春が来た。 それでも我が家は寒い日もあって値上がりした灯油代がかさんだ数ヶ月だった。 灯油屋さんの笑瓶は、使っている青年(31才)に90万ほど持ち逃げされたのだとこぼす。 親に話をつけて、お金はもどってくるそうでひと安心とのこと。その青…

絵本の樹美術館

絵本の樹美術館にて「こやま峰子のしごと展」が開催されます。 詩人こやま峰子さんの著作と絵本の原画などが展示されます。「かぜのアパート」の銅版画の原画も5点ほど並びます。 こやま峰子のしごと展 3月25日(日)〜6月10日(日) こやま峰子が、いま伝え…