窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

カーネーションライブ

 大学時代の友人のバンド、カーネーションのライブを聴きに他の友人達と九段会館へ行った。九段会館なんて高校の卒業式以来だ。20周年を記念するライブで、ゲストには鈴木慶一鈴木博文白井良明ムーンライダースの3人も登場した。隣の席のMちゃんは「昔ムーンライダースを聴きに九段会館へ来たのよ」と、感慨深気に言っていた。私たちは3階席にいたのだけれど最後は3階席のファンも立って踊っていたから、1,2階もかなり盛り上がっていたことだろうと思う。10代の頃、友人はムーンライダースが好きで、そうしてムーンライダースが彼のデビューのきっかけを作ってくれたのだ。それはステージでも言っていたけれど、そう語る友人の顔は私が初めて彼に会った10代の頃のままだった。プロになって色んな苦労をしてきたのだろうけれど、良かったね。と心から思う。
 帰りには、アシカ君を始めとする仲間うちで会食。ライブのお土産の詩集のデザインを担当したアシカ君のお話を伺う。話題は、ライブについてもさることながら、帰りがけに会場の外でファンひとりひとりにその詩集を手渡していた直枝は疲れていないのだろうか。とか、鈴木さんはきっと翌日身体が痛いに違いない。とか・・・。