窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

引っ越し作業は続く

肉体労働の日々が続く。庭木はT君がどこかでチェンソーを調達してきて、切ってくれることになった。しかし、一日では無理だしゴミも一度には捨てられないので合間を見て自分で毎日切っている。切り始めると炎天下でガンガン切る。雑木林のようだった庭も既…

本の処分

今朝は雷が鳴って、雨が降り始めた。多少涼しい。雨が上がって庭木を切り始めた。種から育てたユーカリは、幹の太さが10cmにもなっていて手で切るのは大変なのであえなく挫折。体力を温存して仕事に向かう。 本を全て詰め終えた。ミカン箱くらいの段ボール箱…

ABCのその後

ABCの情報その後。結局バブル期の不動産投資が原因だとか。バブルにはあまり縁の無かった私としてはピンとこないけれども。個人的には青山か六本木店だけでも復活して欲しい。 昨日は早速借家物件を見に行った。なかなか広くて、まあ、こんなところを私が借…

引っ越し

引っ越すことにした。ダンボールに本を詰め始めた。しかし、まだ行く先は決まっていないし夏中にやるべき仕事もたくさんある。が、もう荷造りを始めてしまった。ココへ越してくるときも家が決まる前の何ヶ月もの間、私は早々に荷物を詰め始めてしまいダンボ…

紙漉き

今年の冬までに収穫した木の皮の束を、ずっと煮ていた。数年前に庭に勝手に生えてきたカジノ木らしき木で、紙をつくるためである。一番最初に作ったときは、売り物のように美しい和紙ができたのだけれど、その後は何となく冴えない。自己流なのでいけないの…

タイの犬

数日前に関東地方は梅雨が明けた。今年は殆ど雨が降らなくて近所の畑もカラカラだ。外の猫も何だかパサパサしている。家の猫は、数歩歩いてはパタンと倒れて放心している。タイの犬を思いだしてしまう。 低血圧は夏が辛い。朝、気温が上がっていると、頭の中…

口琴

矢萩多聞さんの個展を観に夕方から大倉山へ行った。場所は大倉山記念館。 大倉山記念館に初めて行ったのは、多分ここが記念館としてオープンした10年程前だったように思う。私のサイトにも文章を寄せてくれている丹羽氏が、そのオープンを記念した美術展に出…

線と線の間

今回の個展は初日に招集をかけなかったので、大学時代の友人達は、バラバラにやってきた。そうして、皆の話題はアシカ君の病状だった。 「あいつ、どうなのかなあ。手術終わって・・」「まだ飲めないんじゃないの?」「退院したのは一週間前だものね。」しか…

『夢』

一通の葉書が届いた。差出人は以前水彩画教室の生徒だった80歳過ぎのKさんだった。 Kさんは身体を壊し、教室を辞めてから2年以上経つのだけれど、今回の個展に御夫婦で来て下さった。久しぶりにお会いしたKさんは、以前よりも痩せられて声に少し力が無か…

ナベツネ

私はスワローズファンである。このところ、合併問題のことでニュースにアッチャン(古田選手会長)の顔がよく出てくる。先日もキオスクのスポーツ新聞の広告に、ヤクルトがロッテと合併か。などというのがあって、びっくりした。 勿論私は合併に反対だ。裏の…

絵がわかるということ

個展の間に天気に恵まれていたのは、私の日ごろの行いがよいからかと思っていたのだがそうではないようで、今週もよく晴れていた。 個展には色んな人がみえた。一人、見知らぬ老人が来て私に問いかけた。「あなたは自閉症ですか?」と。老人は自閉症児に絵を…

不動産屋

引っ越し先を探している友人から「小平で良さそうな所が見つかったんだけど、決めかねていて・・」と、電話がかかってきた。私の家からそう遠くない場所なので、見に行くことにした。彼女が探しているのは1Kなので物件はけっこうあるので、迷うのだろうと…

絵本

雨空はどこへやら。なんだか夏のような陽射しの一日だった。個展の準備のためにあまり外へ出ることもなく、始まってからは画廊と家を往復するだけの日々だったので、季節感がないままの半年だった。気がつくと、庭は木や雑草が生い茂り近所の畑には既に向日…

個展も終り

お茶の水画廊での個展も終り、今週は残務処理に追われる一週間。作品はサイトにもテキストとともに少しずつアップする予定だけれど、ボチボチ。御容赦ください。 この1年、殆ど缶詰め状態だったため、1年ぶりに会う人も多く、また私のサイトを知って20数年ぶ…