窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

住民台帳

「交番ですぅ〜」と、お巡りさんがやってきた。先日渡された住民台帳のようなものを回収に来たのだ。職業の欄に絵描きと書いてあるのを見て、「油絵かなんか?」と尋ねられた。「版画など。」と答えると「へ〜」と、わかったようなわからないような顔をして…

シーサー

「近所で駐車場の工事をやっているんですが、お宅の屋根を見たらけっこう痛んでいるから・・」と、工務店のつなぎを着たお兄さんが訪ねてきた。ここは借家だから。と言うと少しがっかりしたような顔をしている。それでもどこのことを言っているのか、を教え…

最初は、家の人がふざけて何かつけているんじゃないかと思っていたけれど、近所の紅梅は本物だった。ずいぶん早くからポチポチと花が開き始め今は木全体が遠目でもはっきりとわかるほど紅い。私の家の軒先には今咲く様な花木は植えられていないので、この紅…

花柄のセーター

久しぶりに夜更かしをしてしまった。ラジオからブッシュの演説が流れている。疑問が2つ。 ・この演説の原稿は誰が作ったんだろう。 ・ブッシュはナニサマのか。 家の猫は花柄のセーターを羽織ってストーブの前で熟睡している。

灯油

このところ家で版画を作っているので、ずっとエプロンと腕カバーをしている。 この辺りは、灯油を売る車が家の前まで来てくれる。各々の家の前に灯油のタンクを出しておくと、笑福亭笑瓶似のオジサンが入れていってくれるのだ。初めの頃、笑瓶似のオジサンは…

チーズ

ヒロエさんに本などを送ったら、お礼にと井筒ワインと吉田牧場のチーズが送られてきた。その後吉田牧場のリーフレットを入れ忘れたと言って速達でわざわざ送ってくれた。こんな牛の乳から作ったチーズ。と、牛のイラストが描かれている。臆病で大人しいブラ…

「ユリイカ1月号」を買った。ユリイカを買うのはものすごく久しぶり。知らない間に表紙が写真になっていた。柴田先生翻訳中。というかんじの写真。 特集は翻訳作法。研究社の金子さんの柴田先生へのインタビューと文章が特集の巻頭。金子さんも英語が堪能な…

いぶりがっこもどきだった

家の中が薫製の匂い。

いぶりがっこーーもどき

先日駅前にたっていた市で、市内の農家のたくあんを買った。その1切れでいぶりがっこもどきを作ってみた。以前は薫製をよくつくっていたので、チップが余っているのだ。薫製機を出すのが面倒なので中華鍋で。本当のいぶりがっこは漬物をいぶすのではなくて大…

小豆

小豆を煮てみた。スーパーのだからイマイチのような気もする。所沢に居たころには豆屋があって量り売りをしていた。豆はぴかぴかしていて美味しそうだった。スーパーの小豆は何となく元気がない感じ。覇気が無い・・といいますか。小豆粥用に塩だけで茹でて…

すきま風

つまりはすきま風が多いのだった。鳥飼が電話ですきま風対策をしてくれよう。と言う。聞けば薄くカンナをかけた板きれを間に挟み・・云々。いくら築40年の古い家でも、板を間に挟むほどのすき間があるわけがない。小屋じゃないんだからさあ。「すき間は1ミリ…

ストーブ

この数日間、あまりに寒くて思考停止状態になり、やはり暖房器具を買わねばと思った。20年来使用していた小さいストーブは、猫が一匹暖まるのにはちょうどいい大きさだけれど家全部は無理だ。そこで私の生活環境と似ている丹羽氏の助言を得て、大きめの石油…

仕事始め

友達連中が今年の抱負などを述べていたりするので、私もなんか考えなくては・・・と思う。それで、今年はもっと版画を作ろう。ということにした。サイト文章に偏りすぎていると思うこの頃。もっとビジュアル面を充実しよう!このサイトを訪れる人は日記ばか…

仕事始め

仕事始め。なーんて言ってみたりして。私の場合は世の中の流れに沿っためりはりが無い。休みの時でも仕事があったり、金曜に打ち合わせがあって月曜出し。などというのもあったり。そういうときには(休日じゃんかっ!)などと急に思ったりする。普通の日に…

とりあえず、お正月。元旦の朝、近所の小さな神社に初詣でに行ったのだけれど、来ていたのはおじいさん3人。神社の受付も閉まっていて、お札も買えず屋台も出ていない。近くのお屋敷の木立にオナガが鈴なりになって騒いでいたほかは町中が静かだった。年末に…