窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

連協

 週末、我が家で元連協の上層部とリズム隊のミニ集会があった。M亮が「奇妙な家」と言っていたものだから、皆興味津々で家の中を見学し(と言っても狭いのに)「奇妙と言えば奇妙だが、まあ合っているんじゃないの。市川に」アシカ夫人は「ヨーコちゃん、家じゃん。家じゃん。お風呂もあるじゃん。」と。風呂ぐらい前の家にだってあったよぉ。
 アシカ君に予定通りカッチャーの漫画を見せびらかした。彼はやはり興味をもった様子で彼の創作心に火がつきそうだ。と、見入っていた。しめしめ。彼の漫画は、来年辺り窯猫掲載を申し込んでいるのでお楽しみに。
 このメンバーで集うのは久しぶりで、明け方近くまでワイワイと飲み私は翌日は死んでいた。ずんさんも同様。翌朝から仕事やら子供の学校やらがあるアシカ夫婦やM亮には申し訳ないことである。久しぶりに集まったので来年の皆の展望を話したかったのに、結局「ヨーコはやっぱり飲み屋をやればいいんだ。」と言う話題になり私はとても悲しい。連協はこれからどうなるのか!等という話も出ず、ただ皆えへらえへらと飲んでいただけだったような・・・いや、私は台所を行ったり来たりしていたせいで(それだけではないが)記憶している会話が細切れなのだ。だからもしかしたら私が知らない間に、もっと崇高な話をしていたのかもしれない。
 「お前少し痩せたよな。」とM亮に言われた。「ここんとこ苦労したからねえ。」と私が答えながらM亮を見ると、彼は何か言いたそうに私の顔を見ている。そういえばM亮も心なしか痩せたようだ。そこで「M亮も痩せたね。」と私が言うと、すかさず彼は「ああ、俺はなあ。努力してるんだ。」と。・・・微妙な違い。