窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

個展に向けて

梅雨の晴れ間というには、朝から夏のような陽射しだ。日光アレルギー系の私としては、怪しい格好の外出の準備。明日から個展が始まる。今週は晴れの日が多いと天気予報で言っていた。人徳ですかね。と鳥飼からメールが来た。勿論その通りである。というわけ…

カッコー

木工2日目。ちょっと可愛すぎる。まだあまり形になっていないのに、我慢できずに青色をちょっとつけてみたらかびが生えたようになってしまった。これはやはり今回はやめよう。 雨がやんでいる間に買い物に出たら、神社の中からカッコウの声が聞こえた。鳴き…

九十九里浜

生家の本棚には、沢山の本があった。父の部屋にはドキュメンタリーのモノクロの写真雑誌のバックナンバーが収められている棚があった。私の写真体験の様なものは、それが最初かもしれない。そこに写っていたものはあまりよく覚えていないけれど、観賞用の美…

池袋

仕事帰りに久々に池袋のハンズに行った。普段ハンズやホームセンターへ行くと、予定外のフロアに行ってしまうのだけれど、寝不足だったため予定の木材売場だけで下に降りた。が、やはり降りながらも目に入ったのは健康器具。各種マッサージ機の棚。家に帰る…

ハケ

今年もカッコウの声が聞こえ始めた。近所のお寺の大きな木にいるらしい。しかし私の家の庭にやって来るのは、カッコウではなくてヒヨドリだ。この時期になると朝ギャーギャーと言う声で起こされる。色づき始めた木イチゴを狙っているのだ。葉っぱの陰に出来…

しっぽのクレヨン

本日はピガ画廊へ行った。城野由美子さんの個展のオープニングである。朔北社の編集部全員が集まって賑やかだった。作品は「しっぽのクレヨン」(朔北社刊)の挿画と新旧取り混ぜての銅版画の展覧会である。1枚の画面の中に水辺の生物や植物がいくつも描かれ…

猫さん

佐野さんからのメールに新しい猫の話が書いてあった。私の所の猫と同じ模様(つまり賢治の「猫の事務所」の竃猫)の外猫が、子供を産んだという話。その猫はまだ子猫だったのに元気な子を4匹も産んだのだ。いや、めでたい。そうして、その猫の母猫もまた何匹…

2004年の個展

6月に入って梅雨が近づいてきたのか、夕べ強い雨が降ってから急に気温が下がった。この数日暑くてムームーと怒っていた猫も、今朝は大人しい。毛皮を着ている身では、暑いと大変なのだろう。室内は昨日と10度近く違う。 さて。ようやく個展のお知らせです。 …