窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

仕事帰りに、書店に立ちよった。平積みされている本の中から、百けん先生がこちらを見ていた。(内田百間―総特集 (KAWADE夢ムック) 文藝別冊KAWADE夢ムック・河出書房新社。若いころは、けっこう色っぽい目つきをしているのですね。ちょっと中村嘉葎雄に似て…

昔、ヒロエさんに譲った小さいプレス機が、彼女が使わなくなったということで、戻ってきた。狭い部屋にいかに設置するか、難問のようでそうでもない。本棚にしていた棚の中身を整理し、その分のスペースにプレス機をのせた。 久しぶりにこのプレス機を目にし…

先日、ヒロエさんから使わなくなったべルソーとバ二ッシャーとビュランを頂いた。彼女は木版画家なのだが、私と同様道具好きなのだ。以前近所に住んでいたころには、バレンだの彫刻刀だのニードルだの、版画の道具は元より、カンナやヤスリなどをお互いに見…

沖縄から戻ったTさんが、お土産に泡盛を持ってきてくれたので、急きょ餃子を作って、ランチをした。初めて使うテフロンの電気の鍋で焼き始めたのだが、鍋の中はしんとしていて、しばらくして蓋を開けてみても、餃子達は色も変わらずよそよそしく並んでいる…

先日、M亮がベビーコンプレッサーも持ってきてくれた。これは、もともとはエアブラシで制作している美術家のズンさんのものなのだけれど、使わないので私が借りることになったのだ。銅版画の溶剤というのは、身体に悪い。腐蝕液の硝酸はもとより、グランドを…