窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

水路

このところ、夏日だと言われる日がつづいていた。 『夏日』・・・。これが夏の日の暑さだったらどんなにラクだろうか。湿気もないし、日陰は涼しい。しかし、長期予報では今年の夏は例年よりも暑いという話だ。去年より?一昨年より?ちなみに私は今年もクー…

鴨1羽。

今日は暑かった。夏のようだ。 公園を通ったら、ウィークデーだったせいか、カワセミ写真家はチラホラ。そして何故か欄干にカルガモがいた。 天気のいい日は池の藻が浮かんできていて池は汚いけれど、カルガモ達にとっては絶好のえさ場らしく、せわしなく藻…

引っ越し

朝起きたら、いつものようにアーニャとタロウとぎいやんが縁側にいたのだが、脇の物置はもぬけの空。子猫は1匹もいなくなっていた。 周りを見渡しても落ちてないし、襲われた形跡もない。 アーニャはバクバクとご飯を食べ終えて、空っぽの物置の辺りでぼん…

里親候補募集中です。

今日は寒いので、親がいないときには団子状帯になっていた。

家の猫は16年前に所沢の公園で泣き叫んでいたのを保護した子だ。これは顔がおじいさんのようだが、れっきとしたコサビ時代。 1匹だけで飼っているので、けっこう我儘なのだが他の猫に対して絶対受け入れないというわけではない。 とはいうものの、もう高齢な…

・・放心状態のアーニャと

祭日

ゴールデンウィークなので、今週は朝の遊歩道に保育園児たちの群れはいない。ジョギングをする人達の姿もまばらだ。 遊歩道の坂にさしかかると、 「座れ、お座り、座れ、お座り、座れ、座れ、座れ、お座り。・・・」とよく通る若い男の声が途切れることなく…

子猫

昨日の昼すぎころ、それまで物置の中で寝ていたアーニャが、外へ出てきてクルクルと甘えたような声で鳴き始め、陽の当たる腐葉土の上で転がったりして、何やら様子がおかしくなってきた。 タロウやぎいやんが代わる代わるそばに行って、アーニャの頭を舐めた…

庭仕事の楽しみ

前に住んでいた家は、8坪くらいの庭がついていた。私はそこで野菜やハーブを育て、木を植えていた。 種を撒いて育てたユーカリも剪定を重ねても5メートルくらいになっていて、西洋ニワトコや月桂樹なども3メートルは超えていた。何しろ10年いたので。 それ…

風の影

借りて読む。ふうむ。 バルセロナの古書にまつわる話ということで、期待して読んだけれどいまひとつ。 もう少しで、プラス座布団2枚ってところ。 風の影〈上〉 (集英社文庫)作者: カルロス・ルイスサフォン,Carlos Ruiz Zaf´on,木村裕美出版社/メーカー: 集…

村上春樹の翻訳作法

翻訳家としての村上春樹について。金子先生の講義です。 講義「村上春樹の翻訳作法〜村上春樹の翻訳を英文解釈的に理解する」 ナビゲーター・金子靖(研究社編集部) 日時:2007年5月14日(月)20:00〜(開場19:50) 会場:青山ブックセンター…

猫の記憶

小夏の話を、古書店仲間の猫好きのKさんに話したら、彼女は小夏がぎいやん達を覚えているわけはない。と、言う。 「そんなー・・・。自分が産んだ子や父親猫を覚えていたら、大変だよ。そこいら中」・・・確かに。 「だいたいさあー、『私が捨てた子がーー…

小夏

今日は外の猫達は午前中からどこかにお呼ばれなのか、姿が見えなかった。気温も高くて天気も良かったので、私は窓を開けて網戸にしていた。 ふと見ると・・・ なんと、小夏が縁側に座っていた。外の子達の親猫である。育児を放棄して私に子猫をおしつけ(と…

もうそろそろ桜も終りだ。 武蔵野地区は、そこかしこに桜がある。歩いていて桜を見つけて、近くまで行って見上げ、また周りを見回すとそこいら中に桜が。 見つけてはフラフラ、また別の桜の元へ。 4月が始まって、普段聴いているラジオ番組も少し新しくなっ…

金繕い

骨董品市の店先ではない。 私が使っている器達の中で欠けてしまっているもの。引っ越しの時に欠けたお皿や、その他にも落して欠いてしまったものがいくつもあって、直したいなあ。と思いつつ、食器棚の奥に入っていた。 先日「やきもの修理法」の本を見つけ…

ハリポタ

ハリポタの6巻をようやく読み終えた。原書なので時間がかかるし、1巻からの登場人物や魔法の名前が多すぎて、誰が誰やら何が何やらわからない。それで図書館で、辞典を借りてきた。 ハリー・ポッター大事典 1巻から6巻までを読むために作者: 寺島久美子出…

アシカ君一家とお花見に行った。 気温はけっこう高くなり、数日前までまだ5分咲きだと眞由美さんと情報交換をしていたのだが、あっという間に満開に近くなった。そうなると裏の公園ではカメラを構えた人達がずらりと並んでいる。例によってカワセミを待って…

鉢猫

15年くらい前に買ったパキラは、数回の引っ越しと極寒の家々でも生き残った観葉植物だ。 今の家に越してからは、家の中でビニールをかけずに越冬しても葉が落ちない。もっとも暖冬のせいかもしれないが。 春から秋口までは外に出してあって、去年の秋には太…

久しぶりに図書館で本を借りた。これはベストセラー ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)作者: アンドレイ・クルコフ,沼野恭子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/09/29メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (163件…

シャボン玉ホリデー

私の最初のテレビの記憶は、隣に住む友達のおばあさんの部屋で見たお相撲。豊山の取り組みだった。何故なら隣に住んでいた友達は豊ちゃんだったから。 そして、チロリン村から狼少年ケン。この辺りまでは私はテレビを消しても番組はそこで止まっているものだ…

ハーメルン

駅の周りで買い物をして、そのまま家の前を通り過ぎて反対側のスーパーに行こうと歩いていたら、後ろで猫の鳴き声がした。 何匹かが必死の様子で大きな声で鳴いているので振り返ると、太郎とぎいやんが私を追いかけてでてきていた。その後ろからアーニャもト…

よくある名前

子猫だった太郎達が出没する前から来ていた、大人の猫がいる。 彼は、おそらく「タマ」や「ミケ」と同様にありふれた名前だ。その名は「でかお」 でかおさんは、子猫達がご飯をねだっていると、どさくさに紛れて自分も貰おうと子猫のふりをしている。 しかし…

ぼくのだいじなボブ

翻訳家の上杉さんから送っていただいた素敵な1冊を。 http://www17.ocn.ne.jp/~h-uesugi/mostlybob.htm 作者: T.コーウィン, 上杉隼人 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/03/12 メディア: 単行本asin:406213800X これはミュージシャンのトム・コーウィ…

『エコール・ド・シモン人形展』

四谷シモン人形学校<エコール・ド・シモン>の人形展が開かれます。 今年も私の大学時代の友人、宮原眞由美さんが一体出品します。 第26回 エコール・ド・シモン人形展 会期 2007年3月15日(木)〜3月27日(火)10:00〜6:30 〔最終日のみ6:00まで) 場所…

朝でも夜でも、掃き出し窓を開けると、猫達がドヤドヤと入ってくる。 まるで暖簾を出そうと引き戸を開けたら、「うーぃ、飲ませろー」と、酔っ払いがドヤドヤと入ってくるかのごとく。 もちろん私が窓を開けきってから外にけ散らすのだが、その時間差の間に…