窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

鴨1羽。





今日は暑かった。夏のようだ。
公園を通ったら、ウィークデーだったせいか、カワセミ写真家はチラホラ。そして何故か欄干にカルガモがいた。
天気のいい日は池の藻が浮かんできていて池は汚いけれど、カルガモ達にとっては絶好のえさ場らしく、せわしなく藻の間を泳ぎ廻っているはずなのにどうしたことか。
しかも昨日まで2羽だったのに、もう一羽の姿が見えない。
カワセミを写している人を見ている。












近寄っても逃げない。何かに気を取られているようだ。
ソロソロとオレンジ色の足を触ってみたら「フィフィフィ・・・」と鼻を鳴らしながら、欄干を2,3歩移動しただけ。
なにか池の中で恐いことでもあったのだろうか。













久しぶりにこんなに至近距離で見た。しかも足を触ったし。
けっこう愛想のないやつだった。泳いでいるときと比べると、物憂げだった。