窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

銅版画のページに『焼かれた魚』『猫町』の中の挿画の一部を掲載した。この2冊は既に絶版(出版社がなくなってしまったので)で、手に入りにくくなっているので。
ここ数日と比べると、今日はまことに寒かった。もう初冬と言ってもいいでしょう。今年は気温が季節に沿っていなかったから、寒いなあ。とぼやきながら、まあ11月も終りだし。と自分を納得させるように思ったりする。猫はそんなこととは関係なく、既にずいぶん前から机の下にしつらえた専用の箱に(下がホットカーペットなので)潜り込んでみたり、ストーブの前で大げさに倒れたりして、真冬の行動パターンである。
今日も図書館に行った。
私の居住区域の図書館は、びっくりするものがあったりする。友人が子供のころに見て、もう一度是非見たいという映画「吸血鬼ゴケミドロ」のビデオがあったのだ。手にとってはみたけれど、なんだか不気味なので借りるのをやめたら、友人には「せっかくあるのにもったいねえことをする人がいたもんだ。」と呆れられた。「吸血鬼ゴケミドロ」は、最近、デジタルリマスター版DVDとして復活したらしい。名作・・・なんですかねえ。タランティーノが影響を受けたというし・・・見てみようかなあ。