窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

夕方辺りから猫が機嫌が良くてありがたい。適当にストーブの前で暖まったところで、ひざに乗ってくる。ちょうど良い温度の湯たんぽをのせているようで具合が良い。これが機嫌の悪いときだと、転がっている近くを通るだけで文句を言われる。無理にひざにのせようものなら、顔に噛みついたりパンチを浴びせて鼻息荒く、飛び降りる。機嫌が良いときは寝起きのときで、熟睡してから自然に目が覚めたときだ。そうしてウルウルと言いながら、このように近寄ってくる。単に寝ぼけているだけかもしれない。