窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

アフガニスタンで活動されている中村医師のペシャワール会の活動現場が、アメリカから機銃掃射をうけた。という記事が新聞に載っていた。彼等は干ばつが続くアフガニスタンで、水源を確保するために井戸を掘っていたのである。アメリカ軍は、毎日その現場を通っていたので、彼等がNGOであり、何をしていたのか知っていたはずだし、アフガニスタン政府もペシャワール会の活動許可を勿論出していたということ。
あまりニュースで取り上げられていない。日本のNGOが攻撃を受けたというのに。この分だと、イラク自衛隊が行って、何があってもとくに問題にならないかもしれない。
アメリカは、イラク戦争で、宿泊施設に砲弾を打ちこんで報道人を殺したり、若い女性兵士の救出劇をでっちあげたり。イラクを攻撃する口実の大量破壊兵器だって、みつかっていないし。でも、国会で日本の総理大臣は「いずれみつかるでしょう。」なんて言っていた。何を根拠に言ってんだ。このオッサンは・・・と、思ったものだった。でも、選挙の結果が物語っているように、日本人の大多数はアメリカの言う通りに自衛隊イラクに送り込むことに賛成しているのだから、仕方がない。投票所に行かなかったということは、今の政府に賛成していることになるわけだしね。なんか、ドツボ。望みはブッシュが再選されないことだ。人の国のことで悪いけど。