窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

日々

京塚さんと小雁さん

今日は少し暖かになった。公園を通る人達はゆっくりとした足取りで、橋にたたずんで池を見ている人もいる。このところは寒かったせいか通る人も急ぎ足だったのだ。 橋の上には京塚さんと小雁さんもいた。京塚さんは橋の欄干に乗って池を見るのが好きなのだ。…

水彩画教室の帰りに有楽町で用事を済ませ、久々にビックカメラへ。 数日前からMacの調子が悪くー起動しても画面が真っ白になって、私の頭も一瞬真っ白に。途中でもクルクルカラーが回ってフリーズしたままだったり(怖)で、外付けHDを購入することにしたの…

電子書籍

久しぶりに編書房の國岡さんと電話。電子書籍のことなど。 私は10年くらい前にT-timeやacrobatを購入して電子書籍を作ろうと燃えていたことがあった。 「これからは電子書籍だ!」と特に思っていたわけでもなく、それを望んでいたわけでもなかった。(こうい…

床の机と床の椅子

小雨の中、忙しいドボチョンに頼んで淡路町画廊へ車を廻してもらった。建物が無くなってしまうのでお茶の水画廊の小部屋で使っていた机と椅子などを頂きに。 25年以上前に今の場所にお茶の水画廊が移転してきた時、その建物の床と柱を使って作家の加茂さん達…

井桁裕子作品展

青山のギャラリー「ときの忘れ物」へ。以前から観たいと思っていた展覧会へ。井桁裕子作品展 私小説―肖像の人 実を言うと基本的に私は所謂人形と舞踏が苦手。勿論好きなのもあるけれど、とても限られている。 それなのに舞踏家の肖像も含めたこの人形展をサ…

消える町ー淡路町2丁目 

私はいつも淡路坂ではなく、ニコライ堂を背にして角を曲がると淡路町画廊の界隈を見下ろせるゆうれい坂の方を通っていた。 途中まで下って振り返って見た所。 日立のビルだった建物は、もうとうに無くなって石垣も殆どない。 見下ろした所。画廊の隣の建物ま…

仙台に版画を発送。このところの睡眠不足がたたって頭がぼんやりした1日。猫も同様。 窓際の机の上にかけて傾いだまま干した蒲団の上で、猫も傾いて寝ている。触るとすべすべしている。日向ぼっこをしている猫を撫でるとビタミンDが取れてしまいそうな気がす…

再開発

お茶の水画廊に寄ったら、画廊の周りの建物はほぼ壊されていた。来週辺りはゆうれい坂に入って見えるのは、お茶の水画廊と淡路町画廊の蔵だけという光景になるのかも知れない。

確定申告

書き終えて封筒へ。帳簿はパソコンで作ろうかなあ。と毎年思うけど過ぎてしまうと「ま、いっか。」と思う。(そういう風に頭の中でつぶやいている時の声は、友人達皆がおそらくそうであろうと思うが丹羽君の声だ。) パソコンで作るとなると、やはりファイル…

耳鼻咽喉科

5日は待ちに待った耳鼻咽喉科のライブだったのだけれど、風邪ひいた。 今冬は例年のようないきなり熱が9度出るというような風邪はひかないけれど、8度くらいこだしに出るのを何度か繰り返していて耳鳴りもひどい。なんだかなーという体調のまま地元仕事帰り…

正月休みは5日間くらい。ぼんやりしているうちに過ぎました。 大晦日に近所の神社に行ったら参拝客が一応並んでいた。 前に並んでいる高校生らしき子達。「あけおめー」「あけおめー」と言い合っている。言葉は省略されてゆく。 東京はずっと晴れていた。柚…

年末

もう2月かあ、と思ってたらあっという間に12月も終わり。というかんじ。 でもひと月ごとに思い起こすと、あまりに色んなことがあった2009年。 展覧会でも多くの方にお目にかかりました。 ありがとうございました。年明け1月末から京都ヒルゲートギャラリーで…

高円寺

先日個展に来て下さった細谷さんからDMを頂いた原画展を見に、久しぶりに高円寺へ。信愛書店 en=gawa 名前は知っていたけれど、実際に行くのは初めてのブックカフェ。カフェスペースに細谷さんの原画が、まるでずっとそこにあったかのように飾られていた。 …

銅版画以外の仕事終日だらだらと。 寒いので日中からストーブをつけていた。あっという間に灯油が無くなる。毎年ガスストーブにしようかなあ。と思ったりするのだけれど、結局このまま。 ストーブの上で今年収穫した木の皮を煮る。重曹を入れたらすぐに柔ら…

展覧会には色んな人達がいらしてくれたのだが、今年同期会をやった中学の友達も何人か来てくれた。 数年前に連絡がついたHさんとKさん以外にも、新たに何人かの男子(って歳じゃないけど)。会うまでは予想もできなかったけれど、実際に会うと不思議な感じ。…

搬出

今日は個展の搬出。搬入の時と同じ赤帽さんに頼んだ。 昼少し前に追加の額装やその他諸々で画廊に早めに行って、お茶を飲んでいたら時間を忘れて、到着した赤帽さんから携帯に電話をもらって慌てて積み込んだ。 軽トラに乗り込んで程なくして、睡魔が・・・…

かりんライブ

昨日はようやく復活して、画廊へ版画を持って行き、夜は月見ル夜想フでかりんのライブを聴いてきた。 私が実際かりんの生演奏を聴いたのは、まだ子供の頃。それから大学生の時、そしてこの間の演劇の中でなどなど。 しかし、psalm時代のyoutubeの演奏と比べ…

日曜日

今日は画廊はお休み。そして昨日とは変わって晴天。 昨日画廊から帰ってから仕上げた新聞の挿画を朝送って、洗濯やら蒲団干しやら猫干しやら。先週、個展にイランの絵本の翻訳をやっている愛甲さんがいらして下さった。 彼女がご自分のブログsalamx2の雑談で…

かりんの受賞

私のブログにも時々登場する25絃箏奏者のかりん(中川果林)が、第6回ベストデビュタント賞を受賞しました。これは新人クリエーター達に贈られる賞でかりんは音楽部門で受賞。 彼女の今年のヨーロッパでの武者修行の旅の様子は、箏弾き 中川かりんの日記 〜…

ペシャワール会カレンダー

ペシャワール会の2010年カレンダーが届きました。いつものように甲斐大作さんの絵。 最初の頃と比べると、甲斐さんの絵の色が変わってきたように思う。そう思ったのは今年のカレンダーからかな。 何年前かピガで個展をされた時、私は体調が悪くて行かれなか…

竜巻

足の踏み場もない。とはこのことだ。と、部屋の中を見て思う。 昔。と言ってもいいくらいの時間が経ってしまったということに唖然とするのだけれど、あの、裏の川に東京オリンピックの時に植えたというサクラの巨木の並木になっていた所沢に越した時に、電話…

10月も終わり

展覧会までおよそ1ヶ月。けっこうしんどい。作品を作る作業は、自分の中を掘って行くようなところがあるので。もうなんだかヨレヨレだ。 新聞に連載されている銅版画も出品する。それは50枚くらいになって先日そのおおかたを額装に出した所。 銅版画は殆どの…

作田富幸個展

大学の同期生、作田氏の個展に行きました。同級生のめりいと鷹の台の松明堂ギャラリーへ。 作田富幸20Visitors作田氏は私とは違ってまっとうな銅版画家。なんというか、卒業してからきちんと進むべき道を進んでいる。なのだけれど、作品は全然普通ではなくて…

ARKカレンダー

すでにARKの2010年のカレンダーが発売されています。 来年も毎月キュートな犬や猫たちが満載。しかし、焦りますな。この時期は。http://www.arkbark.net/index.htm

台風で今日は水彩画教室は休講だった。生徒用のモチーフに家のニガウリを、と思って10コくらい採ったのだけれどおジャンに。昼夜とニガウリを食べた。夕べは外にいる時間帯は雨はそれほどでもなかった。古本屋友達のKさんと近所のスーパーに一緒に行く途中で…

夢見る鳥

我慢ならんような暑さもあまりなく夏は過ぎ、蝉の声が少なくなったな。と思っていたらすでに虫の音もあまりしなくなってしまった。 干物日和の朝には、干物をこしらえたりしてはいるものの、毎日眠くて仕方がない。仕事がなかったら一日寝ていたいほど。歩い…

矢津田義則展

矢津田義則さんの個展に久しぶりに行ってきた。場所は表参道ヒルズ西館1階のギャラリーコーワ。 昔、同潤会にあった時のピガ画廊を思い浮かべるのも難しい。様変わり。 子供の頃から学生時代、卒業してから仕事で・・来るたびに少しずつ変わってきた街だけれ…

耳鼻咽喉科

「『ロック堀越学園』って言われているんでしょ?」と、家賃を払いに行ったら大家さんが言った。 私が造形大を卒業して数年後のことだ。同期だった人達の何人かはまだ同じ町に住んでいたし、同級生の一人は当時この町でバンド練習用のスタジオを経営していた…

選挙

選挙速報があるので、久しぶりにテレビをつないだ。すごいなあ。と感心するのは、選挙結果ではなくてCG。ニュース番組があると私がいつも目を向けてしまうのは、その報道に使われているグッズとかそういうもの。 昔は、ほら、何かあったりすると模型とか、人…

夏も終わり

夕方森の横の道を通る時、ヒグラシの声が聴こえる。でも、それは夏の初めからそうだった。 この数年、早い時期からヒグラシが鳴き始めて、その後でアブラゼミやミンミンゼミやらツクツクホウシが鳴いたりして。そして台風が来るのか来ないのか。と言っている…