窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

搬出

今日は個展の搬出。搬入の時と同じ赤帽さんに頼んだ。
昼少し前に追加の額装やその他諸々で画廊に早めに行って、お茶を飲んでいたら時間を忘れて、到着した赤帽さんから携帯に電話をもらって慌てて積み込んだ。


軽トラに乗り込んで程なくして、睡魔が・・・。だいたい私は助手席に乗ると寝るか歌うかどっちかなのだが、赤帽さんのトラックで歌うわけにもいかず、睡魔と戦う。
搬入の時は話が弾まなくてどうしようかと思ったけれど、今回はもう眠くてそんなことを考える余裕もなく。

今日の車内のラジオはNHK。赤帽さんは年配のせいかラジオの音量が大きい。私も耳が悪いので丁度いい案配だ。
「なぞかけ問答」をやっていた。NHKらしく毒もなく普通のなぞかけ。時々おもしろいのがある。黙って聴きながら私と赤帽さんは同時に「フッ」と笑う。どうやら笑いのツボが一緒らしい。笑うのはたいてい「オヤジギャグコース」に投稿があったものだ。赤帽さんはそれでよいが、私はどうだろう。等と考えているうちに家に着いた。

これまでも個展の度に家に作品が増える。そしてそれをこの狭い家のいったい何処にしまっているのか。と、不思議がる友が多い。私も今回はちょっと心配だったがけっこう収まった。
しかし、これは収納上手とは言えない。作品は収まったが日常の物は散乱している。

Yさんから仕事の電話。Yさんと初めて会ったのは7年くらい前か、その後数回お目にかかっているのだけれど会う度に若くなっている気がする。不思議。


写真は中学の同級生だったO君にもらったクリスマスアレンジ。ありがとね。