窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

すきま風

つまりはすきま風が多いのだった。鳥飼が電話ですきま風対策をしてくれよう。と言う。聞けば薄くカンナをかけた板きれを間に挟み・・云々。いくら築40年の古い家でも、板を間に挟むほどのすき間があるわけがない。小屋じゃないんだからさあ。「すき間は1ミリ以下」と、言うと、「ふうん。」ととても残念そうだった。彼女の家は空調設備が整った最新式の家なので、腕がうずく様子。