窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

垂れ目の猫

毎朝来る小夏が残す餌を食べに来た。初お目見え。垂れ目である。私がこれまで見た3大垂れ目の猫の末席に加えるか否かというところ。性格も例外ではないようで、顔に似合って臆病だ。「怖いけど空腹には勝てん。」といったところ。小夏などはハナから、私が出ていくとフーッと吹いていたし、それは今でもそうで、ちょっとヤンキー娘というかんじである。
今のところ私の家を巡回していくのは、小夏と頭の小さな黒猫。そして白いヒゲと白い胸当をしてソックスを履いている黒猫だ。皆、互いに警戒しあっている。