窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

15歳

家の猫はたぶん今年で15歳になる。たぶん。というのは拾った猫だからだ。この猫との出会いは色々とあって長くなるので今日は書かない。
猫の寿命はどのくらいなのだろうか。私が知る長寿猫は、昔のバイト先で知りあった女子大生の家の猫の話だ。彼女は確か4年生で、その猫は彼女が生まれる前から居たと言うのだから、おそらく22歳以上ということになる。私の家の猫が22歳まで生きるとしても、あと6,7年だ。6、7年経ったら死んでしまうのか。と、最近思う。そう思いながら猫の頭を撫でていたりするのだけれど、猫はそんな私の気も知らず、撫でている私の手を抱えて思いきり噛みつきながら、ズダダダダダッ・・・と、猫キックをして逃げていく。