窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

カーネーションのライブで渋谷のクワトロへ行った。ツアー最後ということで、直枝氏もけっこう疲れてるかな。と思ったけれど、最初のMCが終わった辺りからパワーアップしてきたのは、単に緊張していただけなのかも?でもやはり全国で歌い続けてきたわけで、声も少しハスキーで、うーん。いつのまにこんなに色っぽい声になったのだろう。ライブの音は3人になってから、かえって重くなったように思う。新曲もよかったし、大ヒットすると良いなあと思う。(「エンジェル」は来年早々に発売らしい)
ライブに来るといつも、途中で私は学生時代の頃が1度はフラッシュバックする。クワトロのステージの直枝氏は、ライブハウスや初冬の大学の野外ステージで歌っていた男の子のまんまなのだけれど、でもやっぱり20年以上の年月を経て、凄い人になっちゃったなあ。と、感慨深い想いもある。以前、渋谷公会堂でのコンサートの時だったか、宮原氏が「音楽の神様が直枝の所に降りてきてる。」というようなことを言っていた。本当にそんな気がする。そんなことをパラパラと脳裏に駆け巡らせつつも、私は彼等の音楽の流れに心地よく漂っていた。
クワトロは満員で、盛り上がった2時間以上のライブが終わってから、私たち友人どもは地味に近くのルノワールへ。ライブはスタンディングなので、いつも終わると「腰が痛い〜」などと言っている私たち。「直枝の体力は、すごいよなあ。」と言いながら、お茶をすすって帰路についたのであった。身体鍛えにゃあ。