窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

さぶい。
 友人達と寒さ対策の話。
 チョコちゃんは、子供のサッカー観戦時の出で立ちを説明してくれた。
 ババシャツに厚手のセーター、コート、耳隠しの帽子、マフラー・・・etc...。しかし、私の場合家の中が寒いのである。だるま状態では家事はできんのだった。
というわけで風邪をひいた。
その日はYちゃんと約束をしていたのだけれど、電車に乗っている間に熱が上がってきたのがわかった。悪寒がひどくなり、さすがにキャンセルメールを送ろうかと思ったのだけれど、駅を降りてとりあえず改源を買って、DUGにするかTOPSにするか迷ったあげくTOPSでココアを飲みつつウガイをしまくり、途中で買った改源を飲んでどうにかなりそうだったので、現われたYちゃんと彼が30年近く前から通っていたという店2件へ。
 2件めは、先月ママが急逝したばかりで、後ろに田中小実昌の写真を見ながらなんだかしみじみとしてしまった。マスターの思いがヒリヒリして、私が10年近くバイトで通っていた街の歴史をかいま見たような思いだった。
家に着いたのは9時半という、なんとも健康的な一日。翌日には熱も下がり回復した。改源様々である。
この家に越してから高熱がでるような風邪はひいていない。M亮は「寒すぎる。固まる」と、言っていたけれど、以前の家はもっと寒かったのかもしれない。
私は、9度までは熱が出てもどうにかやっている。これまで毎年1回は9度くらいの熱が出る風邪をひいていた。私の場合、風邪の諸症状はなく、いきなり熱がガンッ!と上がるのだ。平熱は低いのだけれど、9度まではどうにか頑張って自分で下げようと色々試みている。
しかし、一昨年9度以上になって3日間下がらなくて病院に行ったら、医者や看護婦さんに叱られていきなり点滴を打たれた。高熱というのは、汗をかいて下げるものだと思っていたが、9度以上になったら、体を冷すほうがいいのだそうだ。というか、病院に行ったほうがいいのかも。

「風邪をひきました。」
と、アシカ君に返信をしたら「温かい焼酎でも飲んで・・」と。しかし、お湯割りもすぐに水割りになってしまうのだよ。