窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

この時期にしては日中少し暖かく、庭にメジロがきてカラスウリをつついている。

昨年買ったオペラグラスをIXYのレンズにあててみたらちょうどいい案配なので部屋の中から写してみた。ヒヨドリがギャイギャイ言いながらやって来ると、メジロは慌てて逃げていく。それでもどこかで見ているのか、ヒヨドリがいなくなるとすぐにやって来て、落とした皮をつついていたりする。ハケたちにつかまるといけないので、下に落ちていた皮は埋めた。
猫は、ヒヨドリのギイ・ギーいう声にあわせるように「ニ・ニ・ニ・ニニニ」とおかしな声で鳴く。外に出ていたころは毎日鳥をとってきて私を困らせたものだった。