窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

カッコー

木工2日目。ちょっと可愛すぎる。まだあまり形になっていないのに、我慢できずに青色をちょっとつけてみたらかびが生えたようになってしまった。これはやはり今回はやめよう。
雨がやんでいる間に買い物に出たら、神社の中からカッコウの声が聞こえた。鳴き声が歩く私の頭上を移動したので、街道を挟んだお寺の方に移動したようだ。振り返ると何となく黒い鳥の影がお寺の高い木に入っていったように思えた。でも、鳴きながら飛ぶのか?カッコウって。そう思いながらまた歩き始めたら、お寺の中で「カッコー・カッコー・カッコー」と、立て続けに鳴いている。なんだかふざけてるんじゃないの?と思えるくらい。