窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。


仕事帰りに、書店に立ちよった。平積みされている本の中から、百けん先生がこちらを見ていた。(内田百間―総特集 (KAWADE夢ムック) 文藝別冊KAWADE夢ムック・河出書房新社。若いころは、けっこう色っぽい目つきをしているのですね。ちょっと中村嘉葎雄に似ていたりして。内容は、私が持っている百けんについて書かれている物と、大差はないのだけれど、勿体なくてまだ読んでいない。
先日Sちゃんの家に行ってから、本やら何やらを処分しているにも関わらず、百けんものは捨てられない。さすがに、2冊ある文庫などは、手放すことにしたのだが。
上記の本と一緒に買ったのは、同じシリーズで「武田百合子」(ISBN4-309-97672-7)。
私は武田百合子が大好きなので、迷わずに。