窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

今日は涼しい。軒下の虫たちは急に低い気温で驚いたのか、かえって猛暑の夜の方がうるさく鳴いていたように思える。
暑さをしのぐために今年も色々と工夫をしていた。読書とか。それもミステリー系。
宮部みゆきは今年に入って読み始めた。
魔術はささやく (新潮文庫)
龍は眠る (新潮文庫)
蒲生邸事件 (文春文庫)
が、現代小説では今のところ好きだった。時代小説もまた違った意味で面白かったけれど。

勧められて桐野夏生も読み始めた。まだいまひとつ。村野ミロシリーズの最初の。
横山秀夫は文庫になっているのはだいたい読んだけれど、一番よかったのは
クライマーズ・ハイ (文春文庫)

そして今日読んだのは、乃南アサ
凍える牙 (新潮文庫)
シリーズの『鎖』も面白いらしいので読んでみようかと思う。

小説以外では、
トリックスターから、空へ
テレビを見ない私にとっては最近の爆笑問題は本だけだ。この本は連載されていたものだから出版された時点で時間が経っていて、そして今はさらにそれから半年以上経っている。
この本にはイラクで捕虜になったり、殺された若者についても書かれている。あれから何が変わったのだろうか。
今のテレビでは何が一番多く時間を割いて報道されているのだろう。朝青龍?そしてまた皆で糾弾しているのだろうか。