窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

冬支度


色々あって、かなり脱力していたこの頃。陣中見舞いにM亮がフランスパンやチーズや果物を持ってきてくれた。美味いっす。これにワインがあれば最高!しかしM亮からは「酒なんて飲んでんじゃねえぞ。」と。彼ら夫婦は飲まないのだ。

アトリエタムラの来年の年賀状に私の木版ポストカードを採用してくれることとなり、二百匹刷った。大行進だ。犬ばかり刷っているせいか、家の猫の機嫌が悪い。そうして、私が部屋を移動するとついてきて、その部屋で私の目線よりも高いところへ登り、上から私に文句を言う。それで首をむんずとつかんでひざに乗せてなで回してやっていると、怒っているのをじきに忘れてグルグルと言い出す。多分寒いから怒りっぽくなっているのだ。まだ晩秋。猫用ウォームビズを考えなくては。