窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

昨日は帰ったらもう夕暮れどきだった。郵便受けを開けると、何やら妙な物体が転がり落ちてきた。
茄子である。大家さん一家の家庭菜園(というか立派な農園)で採れたものだ。沢山採れるとわけてくれるのだ。おかげでこの夏は茄子とキュウリは買っていない。郵便受けにはトウモロコシも入っていて、これが甘くて誠に美味しかった。
頂くだけでは申し訳ないのだけれど、私の庭ではニガウリくらい作っていない。しかも今年は低温のせいでまだ花もついていない。キイチゴも大家さんの所では、いまいち不評のようで、差しい上げるものが無い。

ああ、こう書いているうちに家賃をまだ払っていないことに気がついた。明日は払いに行かなくては。