窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

NHK俳句12月号

俳句的日常
平松洋子さん 12月号
1月号の「俳句的日常」の中で、嵐山さんが安西水丸さんとの俳句絵本のことを書いていらしたので、次の号は安西さんかと思っていた。実際はそうではなかったのだが、安西さんだったらスノードームをモチーフに描こうと私は思っていた。
そうして、3月に安西さんは亡くなってしまった。


私がスノードームを意識するようになったのは、ずいぶん前に安西さんがスノードームのことを語っていたのを読んだからだった。それまでは子供のおもちゃのようなものだと思っていたのだけれど、スノードームの魅力が以前よりはわかるようになった。と言っても、私はひとつも持っていなくて、お店などで見かけると雪を降らせて眺めているだけだけれど。
12月号は平松洋子さんが安西さんについて書かれている胸に迫るエッセイです。
若い頃の安西さんと嵐山さんが冬のマンハッタンを歩いているイメージをスノードームの中に描きました。