窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

玉ねぎを描いている場合ではないのは、引っ越し先を捜さねばならないからだ。
築50年の風情を持ってはいたが、それなりに満足していたこの貸家に白アリが出てしまい、
大家さんは更新をしないということで引っ越さなければならなくなった。
8月前後までに探すのではあるが、今の家のように駅からも近くてアトリエとしても使えるような家となるとかなり難航しそうということを自覚し始めた。
この家を見つけた時は、インターネットで何となく検索していて・・だったので結構あるんじゃないかと思っていたのだけれど、どうやらそうでもないらしい。しかも、せっかく見つけた良い獣医さんからは余り遠くには行きたくない。20歳の盲目の猫を連れての新しい住居となるとかなりハードルが高い。
と、思いながらも実際に足を運んで探したのは1日半くらいで、あとはネットで検索したり、友人たちの「きっといいところが見つかるはずだ!」という言葉を励みに過ごしている。

1件、駅からは少し遠く、造りもびっくりするような家があったのだけれど、そこは4年限定。迷う所。