窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

玄関のチャイムが壊れた。元からついていたのだが所々断線気味のようだった。
入居したときから不思議に思っていた作り。ベルから出ているコードは地中に埋められ、風呂場から台所のインターホンの受信機に繋がっている。
しかしインターホンはない。外にはボタンだけだ。
押すと、廊下の天井あたりに取り付けられている四角い箱が鳴るようなのだけれど、蓋を開けてみると電池が4本入るようになっているのだが入っていない。その箱には他にコードがついているわけでもなく、壁から取れないようになっているので、壁に穴があいていてコードが中を通ってどこかに繋がっているのかどうか、よくわからない。

台所のインターホンの電池が切れるとチャイムが鳴らなくなるので、廊下の箱は意味をなしていないのかとも思うのだが、鳴っているのは廊下の箱のような気がするのだ。ワイヤレスで何か?と思うがかなり古いのでそれはないはずだ。
調べてみたがメーカー自体ももう無い。
電池は交換してから1年も経っていないと思うのでためしにラジオに入れてみたらラジオはつく。
故障だったら仕組みがわからないので、どこが故障しているのかわからない。
いっそのことコードレスのチャイムに取り替えようかとも思い、ネットで玄関チャイムを検索すると、銅のベルみたいなものが出てきたりする。チリチリン。と鳴るような。

私は耳が良くないので、そのようなのではぜんぜん聞こえないだろう。



もっと大きいもの。銅鑼みたいな。それで家の中を物色すると使っていない鍋の蓋が目に付いた。直径30センチほど。鉄製。
木の棒で叩いたら鈍い音がするだけだったが、金属の棒で叩いたらお寺の鐘のようなすばらしい音がしてびっくりした。
ごぉ〜〜〜〜ん。と、いつまでも余韻が。しばし沈黙・・・。
まあ、いずれにしてもとりあえず機器の電池を交換してみよう。

追記:
電池交換後もならず。親機をショートさせると鳴った。となると外のボタンが怪しいので再点検するとボタン周りの断線を発見した。ボタンを交換してみることに。