遠い昔
壊れましたよ。久しぶりに。パソコンモノが。
7年前に買ったのでまだ使えるとは思っていたのに。仕事が迫っているので修理に出している時間はなし。あー、500円貯金が消えて行く。
今のと同レベルのものは既になく皆上位機種ばかり。世の中は進歩しているというか、7年前なんてこの世界では遠い昔のことなのだろう。
遠い昔と言えば、久しぶりに「炎立つ」を読んだ。最初に読んだのは10年くらい前か。鬼平から始まって時代小説にハマっていた頃に読んだのだ。
NHKの大河ドラマでは見ていないのだけれど、高橋克彦の文章は私の頭の中で映像をはっきりと見せてくれて、けっこう感情移入してしまう。最初に読んだ時には涙なしには読めなかったけれど、今回はいちおう普通に読んだ。全5冊。
- 作者: 高橋克彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1995/09/06
- メディア: 文庫
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読み終えると今回も頭の中は時代小説言葉が飛び交っている。
時代小説にハマっていた当時は図書館で時代小説ばかり借りていた。「まことでござるか。」「御意」「かたじけのうござる」なんてことを登場人物が言っていないと読み進められなくなっていたのだけれど、今回はとりあえず5冊だからまだそれほどでもない。多分。
しかし時折「まことに暑いのう。」などいう言葉を額の辺りに思い浮かべながら猫を撫でている自分に気付いてオッと思う。そんな時、猫は不審そうに上目遣いで私を見ているのだった。