窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

近隣の公園は、このところカメラ軍団は出没していない。寒い日が続いているせいかと思われる。カメラ軍団はいないが、翡翠はいる。橋の手すりにとまって池を見ている。
カルガモは4羽定住しているようだが、この2年ほどはコガモを育てる様子はなく、橋を通る人がいると、ツーっとそちらの方に近寄ってくるのは、時々パンを投げる人がいるせいだろう。

鵜が1羽いた。久しぶりに見た。けっこう大きいけれど、池に住む鯉だかなんだかわからない大きな魚を食べることができるほどではないようだった。

先日来読んでいる本。
村上春樹ノーベル文学賞をとるのではないか。と騒がれた年に受賞したのはこの作家だった。私はそれで名前を知って読みたいと思っていたのだった。

雪

そしてポケットには井伏鱒二で至福の時を。

厄除け詩集 (講談社文芸文庫)

厄除け詩集 (講談社文芸文庫)