窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

保父さん

ペンギンはコロニーの中で、自分の子供ではないヒナの面倒を見る大人のペンギンがいるようなことを、
昔テレビかなにかでみたことがある。親鳥たちが魚を捕りに出かけている間、まだ羽の色が茶色い
ふかふかした子ペンギンが群れになっていて、その中に大人のペンギンが一羽。そんな映像。

猫にもそんな子が時々いる。
タロウがそれだ。



縁側をふと見るとアーニャ親子と一緒にタロウが寝ていたりする。げー、なんだかなあ。
タロウは普段は子供みたいなんだけれど、子猫といると眼をしょぼつかせて妙にオッサン臭い感じがする。

ぎいやんは、これも最初から、子猫のことをいやがっていた。今朝も近寄って来たらファーファー言って、チビたちをはたいていた。子猫たちは一瞬たじろぐけれど、おどおどしつつも近寄っていく。
ぎいやんは何度も怒るのだけれど、そのうち自分の方が離れる。




梅雨に入って気温が低いせいなのかなんなのか、
今朝は団子になっていた。う。