窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

大魔神子

 版画を額装に出しに神田へ。久しぶりに長距離を歩いたら、また腰痛。腰痛というよりも問題は色々なのだが。ま、おそらく減量が足りないのだ。額装分ができたところでとりあえず少し休憩することにして、ずんさんに送ってもらった「鬼平犯科帳」のDVDを見た。いやあ、みんな歳とったなあ。と、ずんさんへのお礼のメールに書いたら、返信メールに「おまさや久栄の肌の艶があったころ・・・」と書いてあった。うーん、鋭いというか酷というか。粂八も顔がむくんでるしなあ。・・・と、そんなところで哀愁を感じてしみじみしたりして。私が鬼平で最も好きなキャラクターは、なんと言っても忠吾である。尾美としのり。もちろん鬼平も好きだけれど。吉右衛門を見ると「今夜は最高」で大魔神子に扮して嬉しそうに踊っていたのを思いだす。