窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

太る

 腰痛で動けなかったせいか、太ったのだった。いや、太ったから腰痛になったのか・・。1年半前にガッと体重が増えて、そのまま定着している。

 「俺は痩せたぜ」と最近M亮の電話の声が自慢気だ。悔し。この様子ではMラは毎日自慢されていることと推測される。「せっかく私好みのヌイグルミ系になったのに勿体無い。」と私はメールを書いたが、彼はおそらくフンフンと笑っているだけであろう。アシカ君も菊に刀の前にダイエットをして、学生時代のようにカッコよくなった。アシカクンの場合は「痩せたねー。」と言ってもそんなことは別にたいしたことじゃないと言うように、「ああ。」なんて最初は言っている。でもしばらくすると話題は、効果ある腹筋の方法・・になっていたりする。年末だったか、「私も痩せねば」とアシカクンに言うと、「いや、市川。男としては、太めの女の方がいいと思うぞ。」と余裕の笑みを浮かべていた。悔し。皆で足を引っ張りあって成人病へまっしぐらだ。でも男友達は意思が強いので、ちゃんと痩せていくのだった。

 ヒロエさんからメールが来た。和菓子のことが書いてあった。近所の店の美味しい和菓子の話。彼女も「痩せねば」と言ってはいるのだが、メールでは和菓子にも必ず触れてある。今の時期だと桜餅から柏餅。それを読むと食べたくなる。私もまけじと返事に和菓子のことを書く。すると彼女もそれを読んでつい買い物帰りに買ってきて食べてしまったりするようだ。それをまた私へのメールに・・・悪循環である。