窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

アフターダークな心

 気分はアフターダーク。ってところ。身体の力がようやく抜けつつある。外は未だ寒く、先日降った雪が日陰には残っているが白梅が咲き始めた。きっと私の以前の住居近くのみごとな枝下梅も咲いていることだろう。その家の周りの樹や塀や敷石のくぼみまで覚えているのだけれど、越してから一度も訪れていない。

 先日納めたのは、4月に創刊する雑誌「少年文芸」(イマココ社)のアーサー・ビナードの詩の挿画。なかなか面白そうな雑誌の様子で楽しみ。

 終日確定申告。収入の少なさを思い知り凹む季節でもある。