窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

ここ数日暑い日ばかりなので、先日ユーカリを剪定してしまったことを悔やむ。いくらなんでももう朝から暑い日はないだろうと思っていたのだ。ユーカリは、朝の陽射しが家の中に差し込むのを遮ってくれていた。屋根にかかっていた枝を切ってしまったので、薄い雨戸やガラス戸は、朝から強い陽射しにさらされ、家中が暖まってしまうのだった。
クーラーをつけないと、猫も機嫌が悪い。寝ているそばを私が通り、しっぽや背中に足が触れると「グーフ。」と一言文句を言う。部屋の真ん中や、私の絵の机の下で寝ているときには、どうしたって度々触れてしまう。「なんだってんだ。触るな。暑いじゃないの。ガミガミガミガミガミ・・・」と足をガブリとひと噛みして別の場所へ移動していく。
それでも、私はクーラーが苦手なので数時間で消して窓を開ける。南西側の桑科の木(かじの木?)は、まだ剪定していなかったので、午後になると庭の半分は木漏れ日が揺れている。雲ひとつない。真夏日
数日前からハリポタの5巻を腰を据えて読み始めた。と言っても、あまりに分厚くて(766頁)辞書を使ってきちんと読むのは疲れる。わからん単語はスキップしまくって、ようやく半分まで来た。ストーリーはわかるのだけれど、細かいところの面白さがいまひとつ。先を読むのを辞めて、辞書を引きながら最初からそのうち読むことにして、中断。やはり1巻から3巻までくらいが面白かったように思う。