窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

個展の前後はいくら遅く寝ても朝は6時近くに目が覚めてしまっていた。朝早く目が覚めるのは悪くはないのだけれど、低血圧のせいか身体は動かないで、ボーッとしたまま時間が過ぎて、あ。と思うと2時間近くがすぎていたりした。まだそれは続いている。うー。

今日は半日オフにして、部屋を片づけたりしたけれど、あまり能率が良くない。明日からは編書房の版画に取りかかる。その後は11月のお茶の水の個展の準備など、今年はこれまでになくハードスケジュールである。といっても、一般の人に比べたらたいしたことはないのだ。

個展の初日には、岡山から佐野さんも来てくれた。彼女が岡山に帰って、もう10年近くになるのだろうか。所沢で近所づきあいをしていたころ、彼女はまだ美大生だった。当時に比べると、おっとりしたように思えるのは、東京を離れたからなのかもしれない。