窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

6月25日から7月3日までの青山ピガ画廊での個展は無事に終えることができました。
大勢の方々が見に来てくださって、嬉しいかぎり。ネットを見ていらしてくださった方も多く、お話できた方や画廊前で挨拶だけをかわした方、その他お会いできなかった方々。・・・皆さんありがとうございました。今後ともご贔屓に。

個展が終わって、授業に行ったり、エディションをそろえて画廊に持っていったり、額屋さんに行ったりとハードな日々が続いてようやく日常に戻りつつある。しかし、まだ仕事が残っており、ここで気を抜いては際限なくダラーッとしてしまいそうなので、鳥飼に電話などをして気合いを入れ直した。

個展会場では普段から会っている人たちには「痩せた」「太った」「女みたい」「大人になった」などと、色々言われた。予備校時代以来会っていなかった友人は、「まあ基本的には変わっていない。」と言う。うむ。確かに個展の間中は、私は当時の精神状態だったかもしれない。色々な意味で。普段は緊張感ないからなあ。

私のサイトでも何度か紹介したMMの青瓶の方達も来てくださった、私は緊張して何を話したのだか、あまり思い出せない。とにかく皆噂にたがわず素敵な方達で、中でもデスクのTさんは超美人の女の子であった。(子というと怒られそうだが)彼らが帰った後にやってきた大学時代の友人達と近所の韓国料理店で食事をしながら、Tさんがいかに美人だったかを話すと、友人達は「あーーーぅ。もうすこし早くくればよかったぁーーー、」と、もう本当に人生でこんなに後悔をしたことが無いというような顔で残念がっていた。そんな彼らを見ていると、ああ、君たちも立派なオジサンになってしまったのね。と、ナムルをつつきながら私は思ったのであった。