窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

宮原氏と会合。会合と言っても飲みに行ったのだが。店内にはビートルズのポスターやらシールやら雑誌の切り抜きやらが、至る所に貼ってあり、ビートルズ好きの彼は嬉しくて仕方がない様子。いつもよりも私の話を上の空で聞いてるような気もした。

友人達は、すでに何らかの道のプロになっている人が多い。そうしてそういう人たちと話すのは、楽しく刺激にもなり、それが自分の作品にかえってくるように思う。このくらいの年になると、男友達はなにかを背負って生きている感じがする。かといって、悲壮感が感じられるところはなくハードボイルドの要素がそこここに。それで女友達はどうかというと、もうこれは開き直っている。怖いもの無しというところ。