窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

終日仕事。といっても、寝たり起きたりというかんじ。風邪をひいたわけではないのだけれど、ダル。夜になってからキャノンボールを久しぶりに聴いて頭が多少すっきりした。キャノンボール・アダレイは、始めて人からもらったジャズのCD。ドヨヨンと重くなくてライブなどは時々笑ってしまう。だけれどちょっと哀しい。今日聴いていたのは「Know what I mean」ジャケットはキャノンボールが、ボーッとした顔(じゃないかもしれないけれど)サックスを頭に付けてこちらを向いている。太り過ぎで死んだんだと、誰かから聞いたけれど本当なのかしら。もらったCDは「Mercy Mercy Mercy!」これはファンキー。

朝から勢いよく降っていた雪は、午後に雨に変わった。近所の歩道は畑が多いせいなのか、陥没しているところが多い。もっとも歩道自体少ないのだけれど。シャーベット状になった雪が見た目よりも溜まっていて、その中に足を入れてしまった。長靴を履いていなかったので、歩いていると足先が凍るようだった。そんな冷たさ感じながら長い時間歩いたのは、子供のころ以来だったような気がする。
家に戻ると、ボロ毛布のようになったアカが縁側にいたので、缶詰めをあげてみた。よほど空腹だったのだろう。開けた缶をお皿に近づけただけで珍しくワーワー騒ぐので、思わずあやまってしまった。
風邪をひいたのだろうか。体中が痛い。昨日担いで帰った腐蝕液のポットが重すぎたのか・・。夕方はご飯を食べてから寝てばかりいた。