窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

ハケ 

明け方、以前住んでいた清瀬の家の前にいる夢を見た。私が自分の家だったところの玄関前に立っていると、子猫の声がして、見るとハケが嬉しそうに走り寄ってきたのだった。私が撫でてやると、ハケはすり寄ってきたのだけれど、いつものようにすぐに私の手の…