窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

痛みも最初ほどの持続する激痛ではなくなり、ずるずると歩きながら病院へ行った。
始まる前からすでに老若男女が並んでいる。老若の割合は8:2といったところ。
診察開始と同時に、8割の老人達はすばやくカルテを受け取り、慣れた様子で一目散に理学療法室へ。あんなに早く歩けるなら、治療なんて必要なかろうと思うのだが。

そこで行われているのは牽引と電気、鍼治療だ。私もそのまま鍼をやって、仕事があるので診察をせずに帰ってきた。


その後もまだ痛みは引かず。昨日は午後は休んでまた病院へ行きレントゲンを撮る。結果は腰椎骨折だった。なんと。
「おお、やることがたくさんでてきたぞぉ!」と、先生は張り切って骨密度を測るように言った。
が、しかし骨密度はかなり高い。115%。先生は腑に落ちない様子。心の中で(すみません)と言ってしまう。
その後、牽引を勧められたのだが、5年前にやったときの痛みを思い出し、鍼と電気治療だけにしてもらう。。もうこのまま一生こうして寝ていたいと思うほど心地良かったが、残念ながら帰宅。なるほど、だから老人達は朝からくるのだな。

家に帰って猫の身体を牽引してみたら、ウォーウォー鳴きながらご飯を食べに行ってしまった。