窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

この間画廊から頂いたレコード棚の奥に収まっていたシングル盤(?)や45回転やらのレコードを返しに淡路町画廊へ行った。今日そのレコードをもらって頂ける建築家のOさんが撮影にいらっしゃっているということなので。
土曜の感じだとまだ全然片づいていないと思って鞄に軍手を忍ばせて行ったけれど、お茶の水画廊はすっかり片づいていた。それでその辺をほうきで掃いたりした程度で後はお茶を入れてもらって話し込んだりして、なんだかお邪魔をして帰ってきた。


さよなら。今度は本当に。
私の知らない時代の人達と、そして懐かしい人達が上り下りした階段、撫でていった擬宝珠。私にお金が一杯あって土地があったら、移築してもらって本当に私が住みたかった。
やっぱりお金があるって大切なことなんだな。と、帰りの電車の中で思った。(今ごろ)


吉祥寺で細谷さんの個展を観にトムズボックスへ。ここへ来ると必ず1冊茂田井武さんの本を買ってしまうのだった。
駅へ向かいがてら久しぶりにセレクトショップへ行ったら壁に和田さんの原画が掛かってた。前に来た時と棚が変わってた。画集や目を引く本もが少しあったけれど、ちょっと高め。まあ吉祥寺と言う場所がら仕方ないか。結局欲しい本がなく、同じ本なら国分寺の古本屋の方が10%から20%くらい安いかな。と思う。
店を出て駅へ向かうとパルコの角までライブの音響が響き渡っている。しかしまったく騒がしい町になってしまった。駅前は私が子供の頃の池袋のようでデジャブ。