窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

なんだか気が抜けている。まったくM亮が言うように、テレビが無くてこれでは・・・どうせなら観ればよかったかも。どよんとして身体が重いのは、梅雨のせいだけではない。
先日ピガ画廊へ行き、Mさんに指圧をしてもらった。Mさんの手はマジックハンド。特に詳しく勉強をしたわけじゃない。というけれど、なんとなくココ。と彼女が思うところがツボにピタッと入る。私が個展の時も毎日マッサージや指圧をしてもらって、個展が終わるころには肩凝りはすっかり治ったのだった。その日も帰るときには指先までポカポカしていた。
帰ってから、ハーブ仲間だったジョリが、私用にわざわざ送ってくれたホメオパシーのレシピを引っ張り出して読んだ。私はハーブを育てて食べるばかりだったけれど、ジョリはテラピストの勉強を続けたのだ。以前鳥飼にそのような話をしたらとても羨ましがられた。確かに私は色んな意味で人に恵まれている。処方を送ってくれたり、指圧をしてくれたり、M亮の妻のMラのように家に来てマッサージをしてくれたりするような友人知人を持っているということは、ありがたいことだ。太っている場合ではないのだった。