窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

kamaneko2005-07-01

関東でもどうやら梅雨が明けたらしく、ラジオでは朝から34度などと言っていた。クーラーが壊れているし、家の中は32度くらいだけれど、以前の家でクーラーをつけていたときよりも涼しいはず。
その暑い中、鳥飼が家にやってきた。「思ったよりも涼しいじゃん。」「皆が言うほどヘンな家じゃないじゃん。」とのこと。
それで思ったのだけれども、女友達は家の構造などよりも雰囲気や使いやすさを見て、男友達は構造を見ているのではないかと。まあ築40年の借家に、構造も何もあったものではないのだけれど。
鳥飼と近所の公園を通ると、カルガモが5羽泳いでいた。皆同じ大きさなのだけれど、先頭の三角形の頂点の位置の1羽の後ろを4羽がついて泳いでいるので、親が戻ってきたと思われる。皆なんだか笑ったような顔で、平和そうでよかった。

店をやりなよ。と、家に来る友達は皆言う。皆そんなに家で料理食べさせてもらってないのかね。と、私は内心思ったりする。そりゃあ、ヒロエさんとのメールには、鍋の種類やら台所用品の話題に熱中したり、新たなる料理を編み出すのが好きだったりはする。場合によっては、小林カツ代のようになっていたかもしれない。(栗原はるみではなく)
しかし、何の因果か私は絵を描いているのである。
「ま、じゃあ将来は店をやるってことで。」と、先日もM亮に言われた。将来・・・今が将来なんだが。