窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

レッサーパンダもパンダ

 例のレッサーパンダの立ち姿の話題を友人達もしている。写真を見ると確かにカワイイ。しかし普通のパンダの人気が凄かったころ「僕だってパンダです。」みたいなことをレッサーパンダは淋しそうに(飼育係さんが代弁して)言っていたような覚えがある。

 家の猫は自立は出来ないが、窓の淵に前足をかけて外を覗いている。最近は洗濯機の上に乗って窓に前足をかけているのだけれど、洗濯機と窓との距離が遠いせいで猫の体はほぼ伸びている。外を誰かが通ると、いっそう伸びてかろうじて洗濯機に乗っているような様子で、後ろ足がプルプルと震えている。重心は前足にかかっているので、肩が凝るにちがいない。